哲学・法学的に「そもそも」を考えるブログ。since 2011・3・22。

2022年7月20日、ライブドアブログより、移行してきました。

原子力発電所の原理とは1

ウランに中性子をあてると、その原子は2つに割れます。これが核分裂です。
ウランが核分裂するとき、2つの核分裂生成物とともに、中性子が放出されます。それをまた、ウランの原子核にあてると、核分裂は連鎖して起こりますよね。この連鎖反応をコントロールして持続的に行わせるところが原子炉です。今回、事故を起こした福島原発のタイプは、沸騰水型軽水炉です。ウラン235の原子核に水中で中性子をあて、核分裂をさせます。その際に発生する熱を水を使って回収し、これを蒸気に変えます。蒸気の力でタービンを回して発電します。熱の回収は、加圧水型と沸騰水型とありますが、今回のは後者。原子炉容器内で水を沸騰させて直接蒸気をつくっているんです。
 
これが主な原理です。