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2022年7月20日、ライブドアブログより、移行してきました。

新型コロナワクチン3回目接種時の副反応について―体験談―

 私は、新型コロナワクチンを3回接種した。全て、ファイザーだった。その体験記を書いておきたい。これから接種する人は、是非参考にしてほしい。というのも、世の中の公的な体験記が少なすぎるのである。又、あっても、とても抽象的で、短くされていたりするものも多い。これだけ全国民的なものなのだから、もっと体験記があって、もっと情報共有があっても良い。しかし、こういう情報共有が全然なっていない。今も尚である。そして、この先も当分、こういう情報共有はないだろう。

 

 尚、副作用と副反応という同じような言葉があるが、私としては、作用するという意図が全くないにもかかわらず、反応が出てしまうということで、副反応と呼ぶこととする。

 

 さて、1回目は、近所の病院で接種した。ワクチン専用の受付があるような比較的大きな病院である。数十人が列をつくっている。そこに並んで受付を済ます。5つ位のブースがあり、医者の問診を受けて、そのブースに並ぶ。歯科医師を含めた医師らがいて、次々に接種が行われている。何と効率の良い手早いことかと。接種後、接種完了の紙をもらい、又、時間が書かれた紙をもらい、大規模な椅子に案内され、そこに座る。時間が来たら、終了である。

 尚、この接種前に用心して、ラックル速溶錠を購入した。アセトアミノフェン300㎎で、購入した薬局の薬剤師がすすめてくれた。尚、調べると、アセトアミノフェンというのは、他効能のある2種類との比較で、一番副作用がなく、幅広く使えるとのこと。又、ラックル速溶錠に入るアセトアミノフェンは、現在の市販薬の中でも同列最上位であるという。因みに、病院で出されるアセトアミノフェン含有の薬剤は、500㎎が入っているようである。

 又、行きは時間に遅刻しそうになったので、タクシーを使った(長蛇の列だったので、不要だったと後々後悔する)。帰りは、バスで帰ってきた。

 副反応は、接種部位が痛く、そこを底にして、横向きに寝られない(寝ようとすると痛い)といった症状が数日続いたくらいで済んだ。他、自覚症状はなかった。

 

 2回目も、上記と同じ病院で接種した。今度は、バスで往復した。2回は、歯科医師さんに接種してもらった。医者と遜色なく、むしろ、すごく上手であった。

 こちらも、副作用は、接種部位が痛く、そこを底にして、横向きに寝られない(寝ようとすると痛い)といったくらい(こちらも数日続いた)で済んだ。他、自覚症状はなかった。

 

 3回目は、2回目接種から約10ヵ月経過後。予約が取れなかったので、少し離れた、今度はターミナル駅近くの小さい病院で接種した。古い昔ながらの病院である。受付は1ヵ所で、受付の女性は何人もいるのだが、患者の捌きが悪い。尚、患者は主に高齢者のようだ。そこで約1時間待たされた。患者の対応の合間に診察・接種の病院だ。ようやく名前を呼ばれ、診察で、優しそうな高齢の医者から「3回目は、気をつけてね^^」という、励ましを受けたくらいで、すぐに診察は終了。

 その後、また名前が呼ばれ、看護士による接種が行われた。時間の書かれた紙を渡され、待機。時間を過ぎた頃、看護士が声を掛けてきた。紙に、サインをし、それを受付に持っていくと、接種証明をくれた。

 帰り、電車とバスで帰宅した。尚、帰り道、ターミナル駅で、ステーキを食べ、シュークリームとドーナツを購入。因みに、バスを逃しアクセス悪く、バスに30分以上待つことになった。

 そして、懸念点。それは、3回目接種時だけ、前日の睡眠時間0ということだ。不規則な生活で、夕食後の8時位、眠くなり寝てしまったのだが、午後11時に目が覚め、そこから勉強。寝ようと思った午前2時前。そこから寝られなくなってしまった。尚、ルネスタという不眠症で処方されている睡眠薬を1錠だけ飲んだが、それでも寝られなかった。そういう状態でのワクチン接種だった。

 尚、帰宅後は、17時位から就寝。夕食の時間を過ぎ、午後9時くらいまで就寝。そこから勉強をして、又、午前0時前頃、処方されている睡眠薬ネスタを飲んで就寝した。

 

副反応の記録

 午前3時前 寒気で目が覚めた。全身が震えるような感じの寒さであった。収めるため、布団をかぶり約10分震えた後、顔のポカポカ感を感じた。熱を測り、38度だった。毛布を追加し寝るも、熱感と汗で寝られず。汗を拭き用意したラックルを服用した。他症状なし。さすが、ラックル速溶錠。飲んだ瞬間に効き目を実感した。少し体が楽になる。

 

 午前6時頃 熱で寝られず。セブンイレブンのカルビ弁当を食べ、寝るも、今度は頭痛がはじまった。ズキズキする。

 

 ここから、暑さと頭痛が続いていくことになる。午後8時までに、合計睡眠時間は1時間程だろうか。ほとんど寝られず、熱さと頭痛。バナナとポカリスエットのみで、凌いだ。38度~37度台後半。

 

 午後8時頃 カップうどんを食べようとするも、数口しか食べられず。バナナを何とか食べ、ラックル速溶錠を2回目服用。冷えピタを投入。ここも、さすがラックル速溶錠。効き目が早い。体が少し楽になる。ただ、寝ようとしても、寝られない。腰の痛みも出てきた。尚、頭痛は軽快してきていた。

 

 ワクチン2日後 午前6時頃 ここまでほとんど寝られていない。体もだるく、微熱37度前後。尚、頭痛が治まってきたため、何か食事をしなければと、バナナ3本を食した。食欲は回復してきた様子。

 

 ワクチン2日後 午後2時頃 前回からこの間、2、3時間程睡眠がとれるようになる。お昼は、自ら作ったそばを食べる。この時点で、熱は36度台をキープ。楽になる。

 

 ワクチン2日後 午後3時頃 体調が回復してきて暇になってきたため、ようやく起き始める。

 

 ワクチン接種2日後 午後5時頃 胸の上部辺りに痛みを軽く感じる。横になって少し安静にして10分程で収まる(ワクチンの珍しい副作用の一つである、軽い心膜炎・心筋炎というよりも、クーラーをかけて少し寒くなっていたのが原因の可能性も高い。尚、熱中症との見分けがつかなくなるといけないので、副作用後、室温を1日中、27度程に保つようなエアコン設定をしていた)。

 

 ワクチン接種2日後 午前0時頃 倦怠感と軽い微熱が残るものの、回復。しかし、なぜか微熱がある(37.0度を超さない程度)。

 

 ワクチン接種2日後 午前2時頃 体が汗だらけで、かつ埃だらけになってきたため、シャワーを浴びた。とても爽快だった。その時、脇の下に違和感を感じた。脇の下の軽い痛みである。その後、就寝。

 

 ワクチン接種3日後 午前7時30分 起床。気分は良い。熱は微熱(36度後半)。ワクチン接種後、はじめて仕事へ行った。食欲もある。なるべく、時間に余裕を持っていった。

 

 ワクチン接種3日後 午後4時過ぎ 少し頭が重い感じがしてくる。働き過ぎだろうか。微熱があるのだろうかと思うような感じがする。他、症状なし。

 

以上、経過である。

 

 1回目・2回目と、3回目の副反応の大きな違いは、接種部位の痛みが少なかったことだ。その代わり、接種部位の側の脇の下辺りに違和感・軽い痛みを感じ続けた。

 

 因みに、副反応があるということは、それだけ抗体があるということらしい。高熱等の副反応を示した人は、そうでない人よりも、抗体が高かったという報告が挙がっている。尚、解熱剤によって、抗体量は左右されないということも報告されている。

 

 そして、色々と体験記を調べてみると、何と38度台の高熱があっても、解熱剤を飲んで接種の翌日出勤していることを書いている強者というか、根性というか、休みが取れない環境というか、そういう人もいるようである。その方は、相当辛かったようだが。なので、その体験記は、その職場への嫌がらせとも取れるし、強者だなとも取れるし、ふーんとだけでも取れる。私は、計画的に接種し、接種日含め、しっかり3日間休ませてもらった。

 

 さらに言えば、副反応というのは、一瞬でもない。超短期的には、アナフィラキシーショックというものがあるが、短期的には、このような高熱や、悪寒、接種部位の痛み、心膜炎、心筋炎、倦怠感等があり、長期的には、血管的な障害が報告されているところであろう。よって、接種後1週間程度は、予断を許さないとも言えるので、このくらいまでは、出来れば個人的には1ヵ月弱程と思っているが、このくらいまでは、激しい運動は控えるのが一番の大事かと思っている。