哲学・法学的に「そもそも」を考えるブログ。since 2011・3・22。

2022年7月20日、ライブドアブログより、移行してきました。

先日の話。

先日、友人の労働相談にのってきました。
この世の中、陰湿な労働が多すぎますね。

その彼によれば、
はじめの話と、基本給が違う(数万)、採用が正社員ではなく準社員だった、残業代が一切ない、有休も法定通りない、ということでした。

私なら、3日でバイバイですが、その彼は1年いました。なんで?と思います。彼曰く、仕事の内容は良かったから、とのこと。しかし、この彼、最後には、会社と喧嘩するような形で去っています。喧嘩と言っても、私に相談してくる位なので、相手にやられっぱなしなので、下手に出て出されるような形に。

こういう彼のような方、いかに多いことか。そして、彼は、まず私に相談をしてきました。
私のアドバイスは、主に次の2つです。
1、労働110番や、ハローワーク、労働局等の公的機関へ相談すること。
2、会社はやりすぎ。相談する際は、きちんとまとめ、違法な部分を重点に話すこと。

そして、彼は相談しました。彼曰く、相談したが、最初は何かうまくいかなかったとのこと。しかし、必死で訴えたら動いてくれた、と言っていました。その場で、某公的機関の方と、会社の担当が言い争いになり「それまずいですよ」「違法です、それは」と、鬱憤晴らしが出来た、とのことでした。

私は「鬱憤晴らし」と感情的である彼に、正しいことと正しくないことがある。正しくないことに対しては、合理的に向かっていかなければならない、と決して感情的ではならないと、諭しました。

真面目でしっかりとしている会社も多いのです。しかし、真面目ゆえ、不真面目でおとりのように求人広告を出しているような会社に、人を持っていかれてしまい、真面目でしっかりしている会社が損をしてしまう、そんな世の中が、私は大嫌いです。不真面目でしか出来ない会社であれば、自由主義・資本主義・法治国家であるので、存続する資格はありません。不真面目な会社がはびこれば、そこは、ウソがまかり通る世界なので、何も信用できるものはなく、人々が不安と悲しみを抱えることになり、社会は成り立たなくなっていってしまい、経済も成り立ちません。

実は、そのことが重要なのです。正しいことは正しい、間違っていることは間違っていると。真面目でしっかりした会社ばかりになってほしいものです。

尚、この件は解決し、彼は会社を辞めました。
こういった経験を活かし、進んでいってほしいものです。