哲学・法学的に「そもそも」を考えるブログ。since 2011・3・22。

2022年7月20日、ライブドアブログより、移行してきました。

スリープトラッカーを使ってみる

 私は、電子音の目覚まし時計では全く気付かずいつまでも鳴っており、大音量の目覚まし時計では、いつのまにか止めて、再度寝ている状態であるくらい、朝の目覚めが非常に悪く、又、日中も眠気が多い。しかし、夜ならば、午後9時くらいから、明け方の午前中辺りまで非常に頭が冴え、何でも記憶でき、何でもアイデアが浮かぶというような、そんな自他ともに認める夜型人間である。そんな私は、目覚まし時計では起きられないので、家族に何とか起こしてもらっている。そうしないと、遅刻してしまうのだ。もし、一人で起きなければならないとしたら、3日に1回は遅刻すると思っている。このような人は、名乗り出ないまでも、沢山いると思っている。実は私も、と言う人が意外と多いのではないだろうか。
 
 そんな私がスリープトラッカーを買ったのは、この世界は朝型であり、夜型になることはないであろうから、何とかしなければならない、と思ったからである。夜に記憶力もいいし、理解力もいいし、アイデアも浮かぶ。しかし、朝は、活動的になることはなるが、記憶力も理解力も、アイデアのひらめきも、断然、夜に比べて小さすぎ、何より頭が冴えない。
 
 まず、スリープトラッカーとは、いわゆる時計型の目覚まし時計である。しかし、普通の目覚まし時計と違うのは、その人の浅い眠りを探知してそのタイミングで起こしてくれる、というものである。つまり、目覚めを良くするための目覚まし時計ということになる。さらに、時計なので、日常にももちろん使える。さらに、睡眠データを記録する機能があり、パソコンがあれば、専用の線を繋いだUSB経由で、睡眠データを閲覧することが出来る。睡眠データとは、覚醒状態、浅い眠り、深い眠りの三段階で、眠っていた時間のうち、あの時間・時間帯はどういう状態だったのか、合計はどうか、割合はどうか、というものがデータとして閲覧することが出来るのである。これにより、自分が深い眠りをどのくらい、何時にしているのか、何回覚醒に近い眠りになっているのか、といったことが分かる、という仕組みである。ざっとこんな機能がスリープトラッカーに存在する。
 
以下、9時間、22時から7時。布団に入ってから、目覚ましセット時。第一日目。正規品できちんと装着。 
 
使ってみた感想としては、主に3つ。
 
第一に、目覚めは爽快であった。8時間くらいの睡眠をとったが、このくらい爽快であることは、二度寝した時くらいであった。起きられないかと思ったが、意外と起きることが出来た。初日だからかもしれないが、これには、非常に驚いた。何か月かぶりくらいの、目覚めの良さ、目覚ましでも起床である。それも、普通の音と振動で起きたのは、何年かぶりのものである。
 
第二に、目覚めは爽快であった。が、時間が経つにつれて、少し眠気を感じた。つまり、寝起きはすごくいいが、睡眠の質の改善にはなっていないようである。少し1~2時間、昼寝をしたい気分である。これは、悪化ではなく、朝早く起きたいつもの状態である。これも、今までが相当悪く、初日だからかもしれないが。
 
第三に、睡眠データを見てみた。深い眠りよりも、浅い眠りの割合が多い。大体、深い眠りが3割、浅い眠りが4割、ほぼ覚醒状態が3割であった。これを見て、上記の第二の理由が少し分かった気がする。睡眠の中間で、覚醒状態こそ少なくなっているものの、深い眠りがバラバラで、浅い眠りが多かったようである。普段、3時間~12時間といった睡眠時間で、時々徹夜する日があるなど、毎日の睡眠時間がバラバラな体内時計混乱状態なので、今までの睡眠が悪かったのだろうと思う。
 
結論として、一私見であるが。スリープトラッカーは、目覚まし時計としては最適で、私が使った中で、一番ストレスなく使えるものだと感じた。何より、ストレスが少なく起きることが出来た。ある程度以上の睡眠時間さえ取れていれば、2度寝はしないと思った。しかし、睡眠の内容としての質の向上をさせる機械ではないであろうから、そこまでは求められない、と感じた。睡眠の質の向上であれば、自分の状態を確認したうえで、対処することが必要だと思う。又、3時間しか寝ていない状態であったら、起きることが出来たかわからない。ただ、もしも、それで起きることが出来てしまえば、この時計は、怖い機械と言うことにもなる。なぜなら、睡眠時間を下げる物にもなりかねないからである。なので、注意書きとして、この製品は、睡眠時間を短くするものではない、ということが書かれている。よって、睡眠のリズムは関係なく(毎日起床時間が不規則でも)、ある程度以上(7時間以上は欲しいのではないか)の睡眠時間さえ確保出来る人であれば、ストレスなく目覚めることが出来る目覚まし時計として、最適だと思った。私としては、これで自分の睡眠の悩みがすべて解決ということではないが、費用対効果として、今のところ大満足している。買い物をして、費用対効果で満足することは意外とないのではないかと思う。又、昼寝をする時にも、時計型目覚ましとして、活用できれば活用したいと思っている。人生の最大の課題である睡眠と向き合っている私としては、今後も、他の睡眠グッズにも興味を持っており、まずは、満足している。