哲学・法学的に「そもそも」を考えるブログ。since 2011・3・22。

2022年7月20日、ライブドアブログより、移行してきました。

「警察に言う」とはどういうことを言うのか

法的な質問にあたるとき、よく「警察に言ったが動いてくれないんです」というような質問がある。
 
しかし、この「警察に言う」とは、一つの意味ではなく、いろいろな意味がある。
 
例えば、110番とか、被害届とか、告訴とか、若しくは、本庁や警察署の被害者相談とかです。
110番の場合は、緊急性を要するときしか動きません。緊急性がないなら「交番か署で話を」という感じです。緊急性がないのに、すべて動いていたら、緊急性事案でおくれをとりますので、当然のことです。

さらに警察には、主に被害届と告訴があります。警察は告訴を嫌がるようで、2002年の捜査端緒別認知件数のうち、被害届が約92%、告訴告発は1%弱です。桶川ストーカー殺人では、告訴を被害届に書きかえていたことが問題になりました。
この他にも、被害者相談等があります。