哲学・法学的に「そもそも」を考えるブログ。since 2011・3・22。

2022年7月20日、ライブドアブログより、移行してきました。

地デジ化について思う

地デジ化(全国一斉アナログ放送の停止)は、今年の夏に行われます。
しかし、私は、問題であると思っています。理由は、主たる3つがありこの他もあります。
今回は、大きな3つを書きたいと思います。
私は、スムーズに地デジ化が進むのかどうか、注視しています。因みに私の家では、地デジに変えたものが一台で他は変えていません。今後、どうなるか分からないからです。可能性としては50:50と言っていいと思います。つまり、現場にいるものしか分からないのです。現場とは、テレビ局という意味ではありません。停止をさせる国です。では、問題点を記します。
 
1つ目は、難視聴地域の問題です。
深い村、又は都会の一部地域等で、テレビの電波が届かない地域があります。アナログ放送においては、アンテナをたててテレビが見られるようにしていたわけです。しかし、地デジ化になると、もう一度やり直すわけです。そういうことを把握し、間に合っているのか、という問題があります。

2つ目は、緊急地震速報という仕組みです。一時期話題になりましたし、もう気付いている人も多いと思いますが、地デジ化により、信号が家庭に届くころには、何秒か遅れているわけです。アナログとデジタルのテレビを同時につけると、同じチャンネルにしていても、音がずれるのが分かります。何秒か、デジタルのほうが遅いわけです。なので、緊急地震速報の意味について問題があります。

3つ目は、一部映るということがない、ということです。例えば、気象が悪いとき等にアナログでは、少しチラチラしても、音・内容は確認できるレベルであったりすることがあります。しかし、地デジでは、そういうことがないです。きれいに映るか、全く映らないかの二者択一になってしまうわけです。これは、大規模災害などの場合の、一番テレビが役立つときに、きちんと機能できるか、問題があります。電波が弱いということに関しては、受信障害がこれまでよりも劣るという指摘もあります。しかし、同じ受信障害でも、ゴーストには強いです。

これまでの問題点を主に扱いましたが、この他にも、これから生ずるであろう問題点としてはいくつかあります。あえて、このくらいにしておきますが、地デジ化は延長される可能性も、わずかながらあります。国が先頭に立ってやっているわけで、大規模な宣伝、エコポイント制度などで普及はある程度増えましたが、問題点も非常に多いのが現状です。個人的には、宣伝しているような電波の有効利用の意味ということが真実であると信じ、今のアナログが壊れたら変えようと思います。大きなメリットをそこにしか見出せませんからね。ちなみに、テレビの音のずれは、家に、アナログ・デジタルのテレビ両方あることから、比較的早く気付きました。