哲学・法学的に「そもそも」を考えるブログ。since 2011・3・22。

2022年7月20日、ライブドアブログより、移行してきました。

議論に強くなるにはどうすればいいのか

議論に強くなるには、
①知識・語彙力
②分析力
③議論の経験力
④強い精神力
この3つです。
①は、分からない言葉をすぐに辞書で調べたりして分からない言葉を減らしていったり、実際に会話で使ったりして実戦力をつけていきます。又、たくさんの本や経験をすることもいいです。知識が増えます。ある人がある事を言ったとき、いや、そうはならないとか、そこが間違っているとか、こうではないかとか、ということを多くの事象をあげて説明できるようになります。
②どんな本でもいいですが、その書(著者)が何を言いたいのかをつかみ、自分自身の考えではこうだというような感じで読み込みます。著者の意見をおさえつつ、自分の意見を導きだします。
③は、経験です。実際に自分の頭で分かっていても、相手と対すると緊張したり、頭の中の事を忘れたりして、言葉につまってしまう事があります。そこで、経験をたくさん積んでいると、差がつきます。
④こわいと思っていたり、負けるかな、と思っていたりすることは不利になります。よって、相手があっての議論ですから、強い精神力は重要です。

そもそも、議論とは、自分の知っている領域について、そのことを論理的に説明出来、そして、異論に対して反論できることで、この繰り返しが議論です。よって、自分の知っている領域を多くつくる事が重要です。そして、経験です。哲学書は考えながら読めば、自分の考えを導きだし、ある程度議論に強くなります。そして、たくさん議論して経験を積むことです。議論の多く(ほとんど)は、長所と短所があります。なので、議論になります。掘り出せば、その長所も別な見方からすれば短所にもなるので、議論になるのです。一方で、ウソでなくとも誤魔化すことは、論理テクニックで可能です。このテクニックについては、本題と異なるので、また別の機会に書く予定とします。このテクニックを用いると、ウソは言っていないが、全く本質はつかめない・分からないということがあるのです。なので、論理・議論というのは、本当に面白いです。しかし、私は、このような論理テクニックが大嫌いです。真理を探ったり、相手の意見の本質を探ったりするための反論ではなく、反論のための反論だからです。