哲学・法学的に「そもそも」を考えるブログ。since 2011・3・22。

2022年7月20日、ライブドアブログより、移行してきました。

ハイリクスハイリターンと、ローリスクローリターン

ハイリクスハイリターン(以下「前者」という。)と、ローリスクローリターンという(以下「後者」という。)言葉がある。

大きなリスクはあるが、それを乗り越えれば大きな成果があるものが前者。
リスクは小さいが、乗り越えても小さな成果しかないものが後者だ。
例えば、前者が株式運用やFX、後者が銀行預金等とされる。
時々、中リスク中リターンというのもあるが、このような括りは、客観性と主観性を合わせ持つこともあり、難しい概念だ。

しかし、これらは何も投資等に限った話ではない。人生での選択も同じである。
例えば、独立し起業するのは前者。公務員が後者だ。

そういう中において投資でも人生でも、重要なことは、前者でも後者でも、常に流動的だということだ。
例えば、コロナという状況があるとすれば、独立しての起業は、業種にもよるが、飲食店なら、通常の時期よりも、ハイリスクの度合いが高くなるだろう。だから、考慮する一つの要因にそうした状況がある。

しかし、要因は、コロナだとかの環境的・外部的要因だけではない。自らの知識・経験・性格等も、そのリスクを大きくしたり小さくしたりする。
知識が豊富で、経験があり、人脈があり、努力家で健康的であれば、乗り切れる可能性は高くなる。しかし、例えば、知識が不足していたりすると、躓いて立ち直れない場合もある。だから、環境面をそうした属人的な部分で乗り切る・カバーするという考えも大いにあり得る。

どういうことかと言えば、別の例を出すようだが、ミスがある。
沢山の仕事を振られ早く業務を熟そうとすれば、ミスをしやすくなる。しかし、知識や経験等があると、そのミスも軽減される。又、沢山の仕事があり、こういう場合は、ミスをしやすくなるのだな、ということを頭に持っておく(認識)と、ミスも軽減される。

同様に、環境が悪くても、属人的な部分で、カバーすることが出来る。
よって、環境的な変化・変動のリスクを、又、前者と後者に備わるリスクを、いかに軽減できるかは、属人的な部分によるところが大きい。つまるところ、是非、そうした属人的な部分を伸ばして欲しい。前者後者だけで判断せず、自分自身を伸ばすことに力を使い、リスクコントロールをしてほしい。それが様々な場面で役立つ。

最後に、くれぐれも、健康にだけは気をつけ無理はしないこと。
それだけである。