勉強論1―苦手なものの扱い方―
勉強において、難しいもの・苦手なものを最初にやるか、
後にやるかというのは、勉強における一大テーマである。
通常、英語の勉強のような、一度理解すれば定着するが、
理解までは相当時間が掛かる科目(管理会計?)があり、
それを最初にして、社会科の勉強ような、理解するまでは比較的短いが、
忘れやすい暗記型の科目(企業法?)は後にやり、
暗記科目として、最後の追い込みをかけることが多い。
しかし、どちらの科目も嫌いであるか、
前者の方の科目が好きであれば別であるが、
後者は好きだが、前者は嫌いであるような場合は、
好きな科目からやった方が、良いと考えている。
つまり、周りを固めていくという発想である。
ある苦手・嫌いな科目が最後に残ることになるが、
他は、理解が進んでいる状態になる。
こうすることで、合格に近い所にいるというモチベーションが働き、
苦手・嫌いな科目の理解も、後押しされるのではないかと
思っているのである。
何しろ、勉強が量と質が注目されがちだが、
モチベーションの影響力はかなり大きい。
逆に、嫌い・苦手な科目から手をつけ四苦八苦していると、
時間ばかりが過ぎてしまい、最悪の場合、
時間を掛けたものの、その成果が薄すぎて、
結局何も得られなかったということも注意すべきである。
よって、得意科目・好きな科目からはじめ、
ただ深入りせず、周りを固め、最後に、
合格が近いというモチベーションをもって、
不得意科目・苦手科目に臨む・取り組むという方が良いのではないか。
私は、公認会計士試験の勉強を現在している中において、
今、そう感じている。