「借方と貸方が、右か左か」を覚える
本日は、簿記・会計で、借方と貸方が、右に書くものか、左に書くものかについて、その覚え方を考えてみたい。
これは、理論として覚えるのが難しいこともあるからか
「こういうものだと思って下さい」という体で、決まり事として説明されることがほとんどだ。
その際、覚え方として、一般的に、次の2つがある。
①平仮名の「り」と「し」に着目した覚え方。
借方(かりかた)と、貸方(かしかた)の「り」と「し」。
「り」は、書き順の最後の払いが、左に向いているので、借方は左に書く。
「し」は、書き順の最後に右に向く(上だと思うが)ので、貸方は右側に書く。
これは、一番オーソドックスな覚え方である。
②借方と貸方の漢字に着目した覚え方。
借方の「借」のにんべん(イ)の1画目が左に向いているので、借方は左に書く。
貸方の「貸」の上の代の最後の払いが左に向いているので、貸方は右に書く。
これも、一部の本で見られる。
以上が一般的な2択であるが、私、もう一つを考案した。
③「利子」「尻」法。
借方と貸方を平仮名で書いて比べたとき。「かりかた」「かしかた」
異なるのは、「り」が「し」になっていることだけ。
つまり合わせて「利子(りし)」逆にすると「尻(しり)」
漢字が二字である方で判断し「りし」。左が「り」右が「し」
よって、借方は左に、貸方は右に、というものである。
下ネタも入っていて、意外と頭に残りやすいと思う。「尻」じゃない方ということで。
いかがであろう。
上の2つだけで十分なのかも知れないが、2番目よりかは、分かりやすいと個人的に思うのだが。