哲学・法学的に「そもそも」を考えるブログ。since 2011・3・22。

2022年7月20日、ライブドアブログより、移行してきました。

広島刑務所で受刑者脱走

広島刑務所から受刑者が脱走しました。
 
刑務所の側の不手際は大きいと言えますし、これまでの刑務所の人員状況、刑務所行政等も問題があると言えるでしょう。今後改めていくべきです。
 
第一に指摘できることは、人員の少なさです。受刑者の数に比して人員は適切かどうかです。この人員の問題が、受刑者の監視の甘さの根底にあります。一人一人の刑務官に負担がのしかかってしまいます。
 
第二に、工事等をしていたということですが、そういうことによって警備体制が通常の状態よりも甘くなっていたことは紛れもない事実です。いつでも同水準の体制を整えておくのでなければ、それはチャンスを与えているようなものに他なりません。ある警備体制が減ってしまうときには、別の同水準の対策をすべきです。
 
又、刑務所という特殊な形態上、脱獄というのはすごく少ないことも事実でしょうが、隙があれば、脱獄したい受刑者が多いことも、又、事実でしょう。刑務所で脱獄されている例もあるわけです。
 
さて、次に脱獄犯がどこに潜んでいるのかということを考えてみたいと思います。私は、見通しの悪い駐車場(キーがないと車は動かないので、車に乗っている可能性は低い。しかし、可能性として考えるべきでもある)、河川敷辺りに潜んでいる可能性が高いのでは、と思っています。人気のない住宅街も考えられますが、明るくなるにつれてばれてしまう可能性があるからです。
 
明るくなっても発覚していない、というのは、そういった人気のないところ、路上生活者等が都市社会を離れて暮らしており、多少の軽装でも特に目立たないところ、そういった場所に潜んでいる可能性が高いと考えます。
 
勝負は、食事や睡眠等の事情から1週間と考えられ、その中で動きがなければ、15~30キロ圏を脱していると言っていいと思います。逃走手段は自らの足ということです。しかし、車の荷台への侵入も考えられます。警戒の強い地域から、ある程度脱してしまえば、逃走継続は容易になってしまいますので、その中での確保が望まれます。
 
東側に逃げたということですが、効率性を考えれば、進路を変えるということは考えにくいので、東側にいる可能性が高いでしょう。15キロ圏の橋をおさえ、車の検問を荷台の検査含め、実施すべきです。
 
 
 
 因みに、以下の文章は、今回の脱獄犯の逃走経路推理のまとめ版です。 
 
 今回の脱獄犯と同様の状況とすれば、駐車場か、河川敷ですね。逃げる場所が多く、見つかりにくいと考えます。又は、車の荷台に乗って逃げることも考えます。運転者にバレないように。
 
 一時的には、車の多い駐車場の車の下の方で待機することも考えます。住宅街からは離れます。バレやすく、バレたらアシがつき逃走経路が分かりますので。軽装過ぎると不審なので、近辺で服を盗むことは考えられます。
 
 動くのは夕方か早朝です。夜中は逃走しやすい半面、こちらにとっても暗いので。例えば、夜中に警察車両でけたたましくしないですよね。静かに警察に動きまわられると、逃走にとって危険です。よって、少し明るく、多くの人が活動していない、寝ている時期が一番いい。見通しがよく、かつ、人通りが少ない、静か。
 
 しかし、夜の手段もあります。理由は顔があまり見えないこと。しかし、これは一般の人からのことであって、警察からどうかと考えると、不審に思われる可能性もある。よって、可能性として考えられるが、これを選択するかどうかは、周囲の状況によります。周囲の状況によっては、一番いい逃走時間帯になることもあります。
 
 2~3日くらいは、隙の場所というのが絶対にありますので、そこで待機。そして、状況をみて車の荷台等に忍び込んで逃走します。重要なことは、いつバレてかかってこられてもいいように武器を所持している可能性が高いことです(もし見つけたら、気付かないふりをして、見つからないように警察に通報しましょう)。
 
 ある程度、遠くに逃走できれば、一定期間は路上生活者等のように河川敷等で暮らし、そこで衣服等をあさったり、何か使えるものを見つけたりしながら、又は、一定期間経過後は、脱獄犯の状況から考え、多少の犯罪を犯しながら、ということだと思います。
 
 以上、脱獄犯に犯罪を犯されない時期までに速やかに確保されることを願っています。勝負は約1週間だと考えます。これで動きがなければ、15~30キロ圏を脱しているでしょう。そうすると、逃走が容易になってしまいますので、その前に確保すべきです。
 
 今回の刑務所の警戒体制の甘さは十二分に指摘できることは当然、その他再発防止に向け、今後は人員増等を早急にすべきです。人員が少ないことも原因です。警察、刑務官、少ないのではないでしょうか。人員の量で対抗すべきだと考えます。
 
この事件を、一地域の問題と考えるのではなく、治安組織全体の問題として、国の機関の方にもしっかりと考えてもらいたいものです。