哲学・法学的に「そもそも」を考えるブログ。since 2011・3・22。

2022年7月20日、ライブドアブログより、移行してきました。

放射性物質の浮遊と人体への混入について

原発事故からもうすぐ3カ月。
もうすぐ本格的な夏がやってきます。俳句では、立夏から立秋前日までが夏なのですが、一般的に、本格的な暑い暑い夏がやってくるわけです。
 
そこで、肌を露出した、夏服についての心配が聞かれます。私は、それは特に問題はないと思っています。空気中の放射性物質が体の中に入って内部被曝することが大きな問題なのですが、夏服と冬服で肌の露出の度合いは違いますが、その違いによって中に入ってくるのは、特に変化はないです。むしろ、空気中の放射性物質が高い場合は、吸入しないことが重要です。
 
よく、原発事故の作業員が防護服を着ていて、肌を露出しない場面を見たことがあると思いますが、それは、放射性物質を防護服につけて、後でそれを処分等するためにつけているものです。口元のマスクのようなものは、できる限り口に放射性物質を入れないようにしてあります。コンクリートすら傷つけ、鉄板すら通過してしまう放射線は完全に防護できないので、放射性物質の内部取り込みを主に防いでいるわけです。そして、透過力の小さい放射線への防護です。事故原発での作業現場くらい放射線の高いところでは、量的な影響から、体についてしまうと、とるのが大変ですので、二重の防護をしているのです。
 
つまり、現在観測されている放射線のレベルにおいて(放射線の汚染の偏り地点は注意が必要なのですが)は、夏服でも冬服でも特に違いはないです。偏り地点であっても、その濃度によるのですが、30キロ等と制限もあるわけで、夏服でも冬服でも、それなりに、放射性物質に対して、又、その他の影響に関してメリットとデメリットがありますので、総合的に考えると変わらないと解すことができます。肌についたら、水であり流すとほぼ落ちるので、そういうことで問題ないでしょう。その肌のものが口に移動してきてというならば、その空気中にあるのと変わりないということになりますから、これまた特に影響はないわけです。放射性物質が多い場合は、口元(特に鼻)の注意が何よりも重要で、肌などは特には関係はないと言えるでしょう。