哲学・法学的に「そもそも」を考えるブログ。since 2011・3・22。

2022年7月20日、ライブドアブログより、移行してきました。

原発に関する論理テクニックへの反論

まずは、以下のサイトを見て頂きたい。
 
 
これをみて、どう思うだろうか。
「そうなんだ、安心だ」と思った人は、
以下をみれば、これがどういうことを言っているか、わかるだろう。そうなっていない人も、この問題点をわかるだろうか。
 
まず、10の疑問点をあげておく。
白血病はどうなんだろう?
②寿命はどうなんだろう?
たまたまこのケースだけで、他のケースではどうなんだろう?
④住んでいた方の年齢構成はどうなんだろう?
⑤他の死亡構成では何が多いんだろう?
⑥その住居を長期間離れた人はいなかったのかな?
⑦具体的に、一般人の発生率の統計のもとデータはどういう仕組みかな?
⑧平均は400でその構成は?(人の数、女性・子供の数、病人の数等)
⑨その400には、医療被曝も含むのか?
⑩その人たちの生活の形態は?
⑪その他

それに、400ミリシーベルトって、これは外部被ばく。内部被ばくの怖さと、外部被ばくの怖さは違う。飛行機だって、X線だって、CTだって被曝するから。当たり前の話。問題は、内部被曝。全然違う。
それに、健康な大人と、妊婦や子供や病弱の人、
そして、その頃子供(赤ちゃん等)だった人や、胎児が、成長してくる頃、生殖等への影響や、そういう人が死ぬときまではからないで比較できない。

どせなら肺にプルトニウム239を多量吸着させてみてほしいな。どうなるか。一万人でね。若い女性・子供含めてね。これやって、下がったら納得できる。まあ、50年かかりますがね。

はっきり言って、こういう試算は昔から出されているんですね。主に出しているのは、原発推進団体等。しかし、現時点で「そうなんだ、安心」と言えるわけがない。放射能には、これ以下なら安心という「閾値」がない。これは、有力的に確認されている。

これを違うとする専門家等とすれば、政府の委員になれていないか、なっていても受け入れられていない論理。政府は、原発に推進の方針なのに、それが受け入れられないということは、つまり、それほどまでにナンセンスであるということでしかない。推進派からしてナンセンスなんだから、お話にならないことは言うまでもないですね。

因みに、福島原発で現在の値が続いたら、周辺では400どころではないです。作業員の許容量は、今回に限り250ミリシーベルトですので、ぜんぜん違うんですね。
 
≪補足(原子力資料情報室より)≫
台北市のマンションで、壁の中の鉄筋がコバルト-60で汚染されていた。10年以上気付かれず、住民の体調に影響が出てから問題が大きくなった。汚染の原因ははっきりしていないが、コバルト-60線源が鉄に混入した恐れはある。
≪補足2≫
誤解のないように、付け加えます。
甲状腺がんが、70世帯以上300人が住むアパートで16年間に14人侵されていました。甲状腺ガンはガンの中でもまれで日本人は0.0001%の発生率です。これを確認しておきますね。