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2022年7月20日、ライブドアブログより、移行してきました。

安倍元首相銃撃暗殺事件の件【前編】ー当時の警備の問題点と山上容疑者の動機の問題点―

 2022年7月8日、安倍晋三元首相が奈良県での選挙応援演説の最中、銃撃を受け、そのままお亡くなりになった。まずは、ここに、安倍氏に対し、ご冥福をお祈りしたい。

さて、この件について、現時点での問題を2つ指摘しておきたい。
1つ目は、警備の問題点。2つ目は、容疑者の動機である。

まずは、事件の状況をみてみる。
 犯人は、山上徹也容疑者という。元海上自衛隊員(任期付)だ。安倍元首相の背後を取り、周りをキョロキョロしながら、軽装と肩掛けバックでいた人物。その距離、数十メートルか。そこから、バックに入れていたのか、自作と見られる銃(手製。鉄パイプのようなもの2つをテープで頑丈に括り付けたものと見られる)を使用し、数メートルの距離まで、安倍元首相の背後に近づいて(3mとも5mとも)、銃撃を行った。引き金を引いたのは、2回と見られる(銃弾が何発かは、別。これは現時点で確定情報なし)。

 安倍元首相の至近距離での銃撃時の映像を見ると、1発目の銃撃時に、もの凄い爆音と煙がたって、その後、1秒ちょっとで、2発目が銃撃されている。
 1発目では、安倍元首相は、振り返り、何事かを確認するような仕草をしている。その時、その他の多くの方は、何事かとボーッとしている様子。近くにいる人は、逃げたりする人もいる。SPらしき人の中には、鉄板のカバンをかざして前に出てくる人(警護官だろう)も見られ、同じくその後についていく人(警護官だろう)も見られる。少し離れた所では、犯人に駆け足で向かう様子もある。
 2発目の時は、安倍元首相は振り返った場面のようで、そこで撃たれたと見られる。前を向いて1歩2歩と歩み、倒れられている。時を同じくして犯人は、後方で、すぐに確保されている。先程、鉄板のカバンをかかざした警護官風の人と、後についてきた警護官風の人は、安倍元首相に目をやり、緊急事態に気付く。

以上が、銃撃時の主な状況である。