哲学・法学的に「そもそも」を考えるブログ。since 2011・3・22。

2022年7月20日、ライブドアブログより、移行してきました。

地デジ化について思う2

いよいよ、7月24日の正午より、アナログ放送が終了した。
しかし、私がかつて書いたように、スムーズな進行とはいかなかった。
東日本大震災で一部が延期されたことは、天災の影響ということで、偶然のものであるが、それ以外に延期された事情がある。
 
それが、ケーブルテレビにおいて、デジタル放送をアナログに変換してくれていることである。つまり、ケーブルテレビの世帯は、アナログテレビで、一切、工事等していなくても、テレビが7月24日以降も見られることになったのである。その期限は、2015年という。つまり、この頃にでもなれば、地デジの普及等から考えて、テレビが故障してかえかえるであろう時期なのである。つまり、現在出されている数値上よりも、多くの方が地デジに対応していないであろう時に、アナログ放送を終了する、ということをテレビの業界が許さなかったわけである。なので、終了後も、アナログテレビを見られるようにしているのである。
 
私は、かつて、延期起きるであろう、と書いたが、正に現実のものとなっている、とみていいと思っている。本当のアナログテレビ終了は、2015年である。つまり、アナログテレビの終了に、第一次と、第二次を設けたことになる。これを前もって考えていたかどうかはわからないが、人民の構成によって時期をずらす、ということは、高度な、移行のテクニックであろう。意図してかどうかはわからないが、終了を分散化させることで、様々なリスクを少なくしている、ということが分かる。