哲学・法学的に「そもそも」を考えるブログ。since 2011・3・22。

2022年7月20日、ライブドアブログより、移行してきました。

緊急地震速報の誤作動について

緊急地震速報とは、気象庁も言っているように「地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた観測データを解析して震源地震の規模(マグニチュード)を直ちに推定し、これに基づいて各地での主要動の到達時刻や震度を予測し、可能な限り素早く知らせる地震動の予報及び警報」です。

地震とは、偶然の同時刻だけで起こるわけではないですが、地震計は、震度1から記録されるわけで、そのような地震は、3・11大地震後に沢山起こったわけです。それは現在も進行中、と言えます。震度1でも地震が起これば、地震計はその揺れのデータをとります(地震計が動くわけです)が、地震というのは、1度起これば、何分か揺れることがあるので、その回数・観測データが多くなれば、データ上、情報量の過多となってしまい、情報がデータでも交錯し(回線のパンクなどと同じ現象と思って下さい)、大きな地震と誤ることが考えられるのです。

よって、緊急地震速報の誤作動問題は、地震計そのものが壊れたことによるもの、又、地震計からそのデータを解析して速報を出すまでのデータの誤作動(データの過多)等々、様々な事情が合わさって、緊急地震速報がパンクしたのだと推測できます。緊急地震速報は、その名の通り、速報、つまり、迅速性を長所とするものなので、データ解析のパンクが挙げられるわけです。